ホームこんなケースでは?交通事故における損害賠償

交通事故における損害賠償

【1:交通事故/逸失利益】

■Q:友人の小学生の息子がわき見運転の車にはねられて亡くなりました。この子どもは非常に成績優秀で将来を有望視されていたのですが、そのような観点を含め、死亡したのが子どもなどで収入のない場合はどのように損害賠償を計算するのでしょうか?

■A:死亡事故の場合には、事故自体で発生した損害、慰謝料の他に遺失利益=(死亡時の年収−年間生活費)×就労可能年数に対応した係数が含まれます。子どもや主婦など「死亡時の年収」が存在しない場合にでも、将来の収入や家事労働の価値が考慮され、全労働者の平均賃金をその年収とするかたちで計算されます。子どもの将来の収入としては、家庭環境や子どもの状況から大卒の平均賃金を基礎として計算された例もありますが、これはまれなケースで、一般的に将来における収入に対しては控えめな計算がなされるようです。

賠償額例:4,000〜5,000万円


【2:交通事故/顔の傷】

■Q:交通事故で顔に消えない傷跡が残りました。被害者の職業や性別等によって認められる損害賠償に違いはありますか?

■A:傷の治療のための費用、また入院・通院などで仕事を休んだ場合には、その間得られたであろう収入も損害として扱われます。通常傷跡が残ったこと自体は労働能力の減少・喪失とはみなされませんが、モデル・俳優等の容姿の重視される特殊な職業においてはその収入に対しての損害賠償が認められます。また被害者が独身女性である等、精神的ダメージに対して慰謝料を請求することは可能です。

賠償額例:1,000〜2,000万円


【3:交通事故/内縁の夫の死亡】

■Q:内縁の夫が交通事故で死亡しました。二人の間に子どもはいませんが、生活は夫の収入によって賄われていました。加害者に対して損害賠償の請求は出来るのでしょうか?

■A:内縁の夫を失ったことにおける精神的ダメージに対する慰謝料、扶養関係であったことに対する妻独自の慰謝料の請求は可能ですが、法律上の夫婦とは異なり、事故処理にかかった費用治療費、死亡した夫本人の慰謝料等の請求権をを相続して請求することは出来ません。ただし夫婦間に認知された子どものある場合には、これらの請求権も相続することが可能です。

賠償額例:3,000〜4,000万円

 

ここでの賠償額例はあくまでも一例です。
実際のケースでは賠償額はその他の要因によって変わることがあります。

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