少額訴訟訴状例
以上、少額訴訟について詳しく述べてきました。実例を紹介しますので、ご参照ください。
<訴状例1>
滞納したまま未払いになっている家賃の請求をしたい場合の具体例です。原告A氏は被告B氏に月15万円の賃料でマンションの1室を貸していました。ところが家賃が滞りがちになり、まだ払いきる前に退去・明け渡しが終わってしまいました。そのためA氏は未納の家賃を請求するための少額訴訟をおこします。
訴状
[ 収入印紙貼付 ] 平成16年1月26日
原告 〇〇 〇〇 印 東京簡易裁判所 民事部 御中
(住所及び送達場所) 〒〇〇〇-〇〇〇〇東京都港区虎ノ門〇丁目〇〇番〇号 上記原告
〇〇〇〇 電話 〇〇-〇〇-〇〇
〒〇〇〇-〇〇〇〇東京都〇〇区〇〇町3丁目7番5号 被 告 〇〇〇〇〇〇
賃料請求事件 訴訟物の価格 金30万円 貼用印紙額 金3000円 予納郵券 金6400円
第1 請求の趣旨 1 被告は原告に対し、金30万円および内金15万に対する平成15年11月1日から、内金15万に対する平成15年12月1日から、それぞれ、支払済まで年5パーセントの割合による金員を支払え。 2 訴訟費用は被告の負担とする。
との判決ならびに仮執行宣言を求める。
少額訴訟による審理、裁判を求めます。
本年、この裁判所において少額訴訟を求めるのは○回目です。
第2 請求の原因 1 原告は、平成14年3月1日、被告との間で、次の約定にて、建物賃貸借契約を締結し、被告に対し、後記建物をを貸し付けた(甲第1号証)。 賃料 月額15万円、毎月末日限り翌月分払い 期間 平成14年3月1日、から、同16年2月28日まで 敷金 金30万円 (建物の表示) 区 町 丁目番 号所在 メゾン○○○405号室 2 被告は、平成15年2月頃から、賃料を滞納し始め、その頃から1月遅れて、賃料を支払うようになった。被告は、平成15年8月頃から、さらに、賃料を滞納し始め、その頃から3月遅れて、賃料を支払うようになった。 3 被告は、平成15年12月31日、同年11月分及び12月分の賃料を滞納したまま、部屋を退去して明け渡した。 3 よって原告は被告に対し、平成15年11月分及び12月分賃料合計金30万円および内金15万に対する約定の支払期日の翌日である平成15年11月1日から、内金15万に対する約定の支払い期日の翌日である平成15年12月1日から、それぞれ、支払済まで年5パーセントの割合による金員の支払いを求める。
証拠方法 1. 甲第1号証(賃貸借契約書) 1通 2. 甲第2号証の1(内容証明郵便)、同2(同配達証明) 各1通
添付書類 1 甲号証写 各1通
<訴状例2>
株式会社Aとその得意先B商会とは、継続的な取引を行っていました。ところがB商会は取引先が倒産したことで、資金繰りが急激に悪化します。 その情報を得ていた株式会社Aは、B商会からの仕入れが少なくなったこともあり、取引の条件として平均仕入額の1ヶ月相当の保証金の差し入れをB商会に申し入れました。B商会は、資金繰りの悪化で保証金を差し入れることができなかったため、株式会社AはB商会との取引を停止しました。 株式会社AはB商会への売掛金280,000円の回収のめどがたたないため、少額訴訟による手続きを決心しました。B商会は法人登記をしていません 。
訴 状 (少額訴訟) 事件名 売掛金返還請求事件
少額訴訟による審理及び裁判を求めます。本年、この裁判所において少額訴訟による審理及び裁判を求めるのは、1回目です。
○○ 簡易裁判所 御中 平成○○年○○月○○日
原告 〒○○○-○○○○
住所(本店) ○○○市○○○区○丁目○番○号 氏名(商号) 株式会社A
代表者 代表取締役 ○○○ ○○○○ 印
TEL ○○○−○○○−○○○○ FAX ○○○−○○○−○○○○ 送達場所の届出 原告(申立人)に対する書類の送達は、上記の住所に宛てて行ってください。
被告 〒○○○-○○○○
住所 ○○○市○○○区○丁目○番○号 ○○○マンション○○○号室 氏名 B商会こと ○○○ ○○○
TEL ○○○−○○○−○○○○ FAX ○○○−○○○−○○○○
請求の趣旨 1.被告は、原告に対し、次の金員を支払え。 @ 金280,000円 A @の金額に対する平成○○年○○月○○日から支払済みまでの年6%の割合による遅延損害金 2.訴訟費用は被告の負担とする との判決並びに仮執行の宣言を求める。
請求の原因 原告は、清掃用品の販売を業とする株式会社であり、被告はB商会という商号を用いて、清掃業並びに清掃用品の小売を業とするものである。 原告は、被告に対し、下記のとおり物品を売り渡した @取引期間 平成○○年○○月○○日〜同年○○月○○日まで A売買物品の内容 売買日 物品名 数量 代金 消費税 ○年○月○日 ○○○ 2 ○○○○○○円 ○○○円 ○年○月○日 ○○○ 3 ○○○○○○円 ○○○円 B売買代金(総額) 283,500円(内消費税13,500円) C弁済期 毎月末日締めの翌々月10日払いの約定がある 被告は、平成○○年○○月○○日〜平成○○年○○月○○日までの売買代金283,500円を平成○○年○○月○○日までに支払わない
よって、原告は被告に対し、請求の趣旨記載のとおりの金員の支払いを求める 。
参考事項 被告が代金を支払わない事情は、被告の取引先のビル管理会社が倒産し、資金繰りが悪化したためである。 被告とは、平成○○年○○月○○日から継続的に取引を行っていたが、平成○○年○○月○○日に被告の取引先が倒産し、同月からの注文が減少したため、継続取引を続けるには一定額の保証金を差し入れることを条件とすることを交渉中であった。 しかし、被告が条件に承諾しなかったので、平成○○年○○月○○日をもって、取引を中止した。 証拠方法 1.書証 甲第1号証 売掛台帳 甲第2号証 注文書 甲第3号証 納品書 甲第4号証 請求書控 2.証人 住所 ○○○市○○○区○丁目○番○号 氏名 D 職業 会社員 勤務先 原告会社 TEL ○○○−○○○−○○○○ FAX ○○○−○○○−○○○○ 原告との関係 原告会社の従業員(営業担当) 証人の知っていること 原告と被告の取引全般 同行の有無 同行します 付属書類 訴状副本 1通 甲号証写し 各1通 商業登記簿謄本 1通
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