ホーム慰謝料って?

慰謝料って?

■ 身近だけれど意外と知らない慰謝料のことをご紹介します。

【慰謝料と損害賠償】

「慰謝料」は「損害賠償」の一種で、精神的侵害に対する賠償を指します。これは当事者の解釈による部分が多く、被害を受けた本人や親族もまた慰謝料を受ける対象になります。損害の外見的・外形的な判断が難しいために、算定の方法として被害の程度・状況・原因・相手の財産的能力などと鑑み、過去の判例を採用する場合が多いのです。

【「損害」とは何か】

不法行為による権利・利益の侵害という事実ではなく、不法行為があった場合となかった場合との利益状態の差を金銭で表示したもの(差額説)を指します。つまり、そこから現実に生じた金銭的な被害=「損害」と考えられます。

【財産損害と精神損害】

侵害された権利・利益が、財産的・人格権的のどちらにせよ(財産的な利益の侵害のみというわけではなく)、その侵害により経済的不利益が生じた場合を財産損害といいます。例えば騒音被害によって平穏な生活を乱されることは人格権の侵害とされますが、このためにノイローゼとなり治療に費用などが発生する場合、これは財産的損害とみなされます。これに対して、 被害者の感じた苦痛・不快感を精神損害といいます。

しかし近年では法人の名誉毀損についても慰謝料を認める等の実務上の考え方もあるため、厳密に区別することは困難になっています。

【積極的損害と消極的損害】

財産的損害には、治療費などの実際に生じたマイナスである積極的損害と、不法行為がなければ得られたと仮定される消極的利益(得べかりし利益・逸失利益)があります。しかしこれによる法的処理の差はありません。

 

Copyright © 2004- Yamamoto Sougou Law Office. All Right Reserved.